音楽理論 応用編 リハーモナイズ コードの使い方

サブドミナントマイナーのノンダイアトニック代理コード一覧と使い方!

2018年4月26日

音楽理論~ノンダイアトニック代理コード~

前回は、「サブドミナントで使えるノンダイアトニック代理コード一覧と使い方!」を解説しました。

今回は、マイナーキーのサブドミナントで使用されるノンダイアトニック代理コードを解説していきます!

 

サブドミナント(マイナーキー)のノンダイアトニック代理コード

マイナーキーのダイアトニックコードのサブドミナントは、

サブドミナント:  、Ⅱ、♭Ⅵ

以上3つです!

これ以外によく使われるサブドミナント(マイナーキー)ノンダイアトニック代理コード2つこれから紹介します!

 

♭Ⅵ7

マイナーキーのサブドミナントでよく使用されるノンダイアトニック代理コードとして、「♭Ⅵ7」があります。

♭Ⅵ7」はロクリアンスケールのダイアトニックコードで、ロクリアンスケールから借用してきたコードと解釈できます。

ロクリアンスケールからコードを借用することは少ないですが、「♭Ⅵ7」を使用すると独特で奇妙な雰囲気を出すことができます。

 

♭Ⅵ7の使い方

マイナーキーのサブドミナントを「♭Ⅵ7」に置き換えたい場合は、メロディーに「P5(マイナーキーの5度)」の音が入っていないことを確認しておきましょう。

♭Ⅵ7」の上でこの音が鳴ると、「MA7」の音になるので、「♭Ⅵ7」のコードトーンである「mi7」とぶつかり不協和音になってしまいます。

♭Ⅵ7」を使用する時はそこだけ気をつけましょう!

 

♭ⅡMA7

マイナーキーのサブドミナントでよく使用されるノンダイアトニック代理コードとして、「♭ⅡMA7」があります。

♭ⅡMA7」はフリジアンスケールのダイアトニックコードで、フリジアンスケールから借用してきたコードと解釈できます。

フリジアンスケールは、マイナースケールの2度を半音下げたスケールなので、構成音がマイナースケールに近いスケールです。ですので、マイナースケールのコード進行に、フリジアンスケールのコードを借用してきても、違和感が少ないのです!

♭ⅡMA7」は、ロクリアンスケールから借用してきたコードとの解釈もできますが、マイナースケールに構成音が近いフリジアンスケールからの借用と考える方がより自然でしょう。

♭ⅡMA7」もまた独特で奇妙な雰囲気を出すことができます。

 

♭ⅡMA7の使い方

マイナーキーのサブドミナントをこの「♭ⅡMA7」に置き換えたい時は、メロディーに「MA2(マイナースケールの2度)」の音が入っていないことを確認しましょう。

フリジアンスケールの2度の音は「mi2(MA2の半音下)」ですので、「MA2」の音がメロディーに使われていると、コードとぶつかって不協和音になってしまいます。

♭ⅡMA7」を使用する時はここに気をつけましょう!

 

まとめ

マイナーキーのサブドミナントでよく使用されるノンダイアトニック代理コードは、

  • ♭Ⅵ7
  • ♭ⅡMA7

以上2つです。

是非是非参考にしてみて下さい~!

 

代理コードまとめ

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