これまで「代理コード(メジャーキー)」、「代理コード(マイナーキー)」と、2回に渡って代理コードについて解説してきました。
これらはトニック、サブドミナント、ドミナントであるⅠ、Ⅳ、Ⅴをそれぞれの代理コードに置き換えることができましたね。
今回は、新たな代理コードの使い方を解説したいと思います。
メロディーで代理コードを使ってみよう!
代理コードは、元のコードを代理コードに置き換えるだけではなく、メロディーで代理コードを使うという手法があります。
元のコードはそのまま鳴った状態で、そのコードの代理コードのコードトーンを使ってメロディーを演奏するのです。そうすることで、テンション感の強いメロディーを奏でることができます。
例えば、Cメジャーキーで、CMA7(ⅠMA7)と、代理コードであるEmi7(Ⅲmi7)のコードトーンを比べてみましょう。
CMA7の代理コードであるEmi7には、CMA7のコードトーンであるMA3、P5、MA7を含んでおり、さらに9thの音も含んでいます。
そのため、CMA7のコード上で、Emi7のコードトーンを演奏すると、CMA9の響きを得られるのです!
メロディーのアイディアとして代理コードを活用しよう!
代理コードを使ってメロディーを演奏することは、主にジャズやフュージョンなどでよく用いられる手法です。もちろん、ポップスや、ロック、ハードロック、ヘビーメタルなどにも応用もできます。
ギタリストの方で、ハードロックやヘビーメタルをよく演奏される方は、スウィープ奏法はお馴染みの奏法だと思います。このスウィープ奏法は、基本的にコードトーンだけを使ってメロディーを演奏するものです。
スウィープ奏法で代理コードを使用するというのも、1つのアイディアですね!例えばCのコード上で、代理コードであるAmiやEmiのコードトーンをスウィープ奏法で演奏するというような使い方もできるのです!
このように、メロディーのアイディアとしても代理コードを活用することができるのです!
今回はここまでです!みなさんお疲れ様でした!次回もよろしくお願い致します(*^^*)!
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