音楽理論 第1章

ダイアトニックコード(メジャースケール編) ~第1章~(16/16)

2017年11月4日

音楽理論~ダイアトニックコード~

ダイアトニックコードとは?

前回前々回トライアドについてやってきました。トライアド(三和音)とは、1度、3度、5度コード(和音)のことでしたね!では、メジャースケールダイアトニックコードについて解説していきます。

 

まず、五線譜にメジャースケールの音を並べて、それぞれの音でトライアドを作っていきます。キーはCでやってみましょう。

それぞれ、このようなコードが出来上がります。Cから順番に、

C Dmi Emi F G Ami B゜

以上7つのコードが出来上がりました。余裕があれば、ちゃんとこれらのコードが出来上がるか、それぞれの音のメジャーコードを作って、音符を比較して確かめてみると良いでしょう(やり方→トライアド(三和音)…MA(メジャーコード)、mi(マイナーコード))。

これらコードが出来上がることが確認できるでしょう。これら7つのコードをダイアトニックコードと言います。

 

メジャースケールのダイアトニックコードのフォーミュラ

フォーミュラとは、ダイアトニックコードのインターバルのようなものです。ダイアトニックコードのフォーミュラは、ローマ数字で表します。

 

メジャースケールのダイアトニックコードのフォーミュラは、

ⅠMA Ⅱmi Ⅲmi ⅣMA ⅤMA Ⅵmi Ⅶdim

以上の7つです。

コードネームでは、MAが付かなかったり、dimではなくで表記したりしますが、ダイアトニックコードのフォーミュラでは上記のように表記します。これはしっかりと覚えましょう!!

 

他のキーでダイアトニックコードを導いてみよう!

以上を踏まえた上で、C以外のキーでダイアトニックコードを導いてみましょう。試しに、Bメジャースケールのダイアトニックコードでやっていきましょう!

 

①音名を並べる

Bから音名を並べましょう!

B C D E F G A

 

②調号の♯、♭の数を出して付ける

Bメジャースケールの調号は、♯が5個(F、C、G、D、A)でしたね(やり方を忘れた方はこちら→調号の簡単な覚え方。丸暗記の必要なし!(シャープキー編))!

 

では、F、C、G、D、Aに♯を付けましょう!

B C♯ D♯ E F♯ G♯ A♯

 

③メジャースケールのダイアトニックコードのフォーミュラに当てはめる

先程のダイアトニックコードのフォーミュラに当てはめましょう!

B C♯mi D♯mi E F♯ G♯mi A♯

これで、Bメジャースケールダイアトニックコードの出来上がりです!

 

各キーのダイアトニックコード一覧

各キーのダイアトニックコードを表にまとめてみました。

 

キーⅠMAⅡmiⅢmiⅣMAⅤMAⅥmiⅦdim
AABmiC♯miDEF♯miG♯゜
B♭B♭CmiDmiE♭FGmiA゜
BBC♯miD♯miEF♯G♯miA♯゜
C♭C♭D♭miE♭miF♭G♭A♭miB♭゜
CCDmiEmiFGAmiB゜
C♯C♯D♯miE♯miF♯G♯A♯miB♯゜
D♭D♭E♭miFmiG♭A♭B♭miC゜
DDEmiF♯miGABmiC♯゜
E♭E♭FmiGmiA♭B♭CmiD゜
EEF♯miG♯miABC♯miD♯゜
FFGmiAmiB♭CDmiE゜
F♯F♯G♯miA♯miBC♯D♯miE♯゜
G♭G♭A♭miB♭miC♭D♭E♭miF゜
GGAmiBmiCDEmiF♯゜
A♭A♭B♭miCmiD♭E♭FmiG゜

良かったら作曲やアナライズなどで活用してみて下さい!

 

今回で第1章は終了です!本当にお疲れ様でした(*^^*)!次回から第2章になります!どうぞこれからもよろしくお願いします!

次回↓

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