音楽理論 第3章

トライアドを基本にしたコードのバリエーション ~第3章~(10/15)

2017年12月19日

トライアドのバリエーション

前回までテンションコードについて解説してきました。テンションコード以外にも、コードには様々な種類があります。今回は、まだ解説していないコードについて解説していきたいと思います。

これから解説するものは、大きく分けて3つです。

  • トライアドを基本にしたコードのバリエーション
  • スラッシュコード(分数コード)のバリエーション
  • ポリコード

今回は、トライアドを基本にしたコードのバリエーションを解説していきます!

 

トライアドを基本にしたコードのバリエーション

これから、

  • メジャートライアド(ルート MA3 P5)
  • マイナートライアド(ルート mi3 P5)

を基本にした様々なコードを紹介します。

 

パワーコード

パワーコードは、メジャートライアドマイナートライアド3rdを抜いたコードです。

すなわち、パワーコードの構成音

ルートP5

の2つの音だけです!ギタリストの方にはおなじみのコードですね!

 

コードネームは、ルートをCにすると、C5と表記します。

読み方は、「シーファイブ」、または「シーパワーコード」と読みます。

 

sus4(サスペンデッドコード)

「sus4」は前回「テンション(9th、11th、13th)が使えるコード、使えないコード」でやりましたね!

sus4は、メジャートライアドマイナートライアド3rdP4に置き換えたコードです。

 

すなわち、sus4の構成音は、

ルートP4P5

の3つです。

 

コードネームは、ルートをCにすると、Csus4またはCsusと表記します。

読み方は、「シーサスフォー」と読みます。

 

add2(アッドセカンドコード)

「add2」は、メジャートライアドマイナートライアドパワーコードMA2を付けたコードです。

 

以下は、ルートをCで、メジャートライアドマイナートライアドパワーコードadd2にした時のコードネーム構成音です。

  • C2(シーセカンド)・・・・・・・・・・・・ルートMA3P5MA2
  • Cmi2(シーマイナーセカンド)・・・・・・ルートmi3P5MA2
  • C5/2(シーファイブアッドセカンド)・・・ルートP5 + MA2

ちなみに、「C5/2」は、「Csus2」と表記される場合もあります。

 

6th(シックスコード)

「6th」は、メジャートライアドマイナートライアド、にMA6を付けたコードです。

 

以下は、ルートをCで、メジャートライアドマイナートライアド、にMA6を付けた時のコードネーム構成音です。

  • C6(シーシックス)・・・・・・・・・・・・ルートMA3P5MA6
  • Cmi6(シーマイナーシックス)・・・・・・ルートmi3P5MA6

 

6/9(シックスナインスコード)

「6/9」は、メジャートライアドマイナートライアド、にMA2MA6を付けたコードです。

 

以下は、ルートをCで、メジャートライアドマイナートライアド、にMA2MA6を付けた時のコードネーム構成音です。

  • C6/9(シーシックスナインス)・・・・・・・・・・・・ルートMA3P5 MA2MA6
  • Cmi6/9(シーマイナーシックスナインス)・・・・・・ルートmi3P5MA2MA6

オクターブ上のインターバル(9th、11th、13th)が使われる場合、そのコードは7thを含みますが、「6/9」は、7thが入っていないのに、なぜか9thが使われます。

「6/9」だけは例外ということで覚えてしまいましょう!

 

今回はここまでです!次回はスラッシュコードのバリエーションについてやっていきます!次回もよろしくお願いします!ではでは、お疲れ様でした(*^^*)!!

次回↓

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