音楽理論 第4章

代理コード(マイナーキー) ~第4章~(10/12)

2018年1月9日

音楽理論~代理コード~

前回「代理コード(メジャーキー)」では、メジャーキーの代理コードについて解説しました。今回は、マイナーキーの代理コードについて解説していきます!

 

その前に、代理コードについて少し復習です。

メジャーキー、およびマイナーキーのダイアトニックコードは3つのグループに分けることができましたね!

  1. トニックコードのグループ。最も安定したコード。
  2. サブドミナントコードのグループ。トニックから離れようとする性質。
  3. ドミナントコードのグループ。トニックに向かおうとする性質。

今回は、マイナーキーのダイアトニックコードを3つのグループに分けていきましょう!

 

マイナーキーのダイアトニックコードをトニック、サブドミナント、ドミナントに分ける

マイナーキーでは、メジャーキーとスケールの構造が異なるため、ダイアトニックコードのトニック、サブドミナント、ドミナントの分け方がメジャーキーとは異なります。

 

では、マイナーキーのダイアトニックコードがどのグループに分けられるか見てみましょう。

トニック:     、♭Ⅲ
サブドミナント:  、Ⅱ、♭Ⅵ
ドミナント:    、♭Ⅶ

上記のように、コードが振り分けられます。

 

また、マイナーキーでは通常、コードは「Ⅴmi」または「Ⅴmi7」となりますが、「ⅤMA」や「Ⅴ7」が代わりに使用される場合が多々ありましたね!(復習→ハーモニックマイナースケール)

マイナーキーで「Ⅴmi」または「Ⅴmi7」が、「ⅤMA」や「Ⅴ7」になっていても、ドミナントのグループであることは変わりません。むしろ、トニックに進もうとする性質が強くなるので、ドミナント感はアップすると言えます!

 

なぜこのようにコードが振り分けられるかと言うと、メジャーキーと同様に、それぞれ共通する音が多いためです。

ではそれぞれグループの音を見比べてみましょう!Cマイナーキーのダイアトニックコードをトニックサブドミナントドミナントに分けて五線譜に表してみました。

のコードと、そのグループに属するコードの音を比べてみましょう。それぞれ共通している音が多いのがお分かりいただけるかと思います。

 

マイナーキーの代理コードを使おう!

以下にAマイナーキーのシンプルなコード進行があります。

これらは同じグループに属するコードに置き換えることができましたね(代理コード)!(復習→代理コード(メジャーキー))

 

では、代理コードに置き換えてみましょう!

これは一例ですが、代理コードを使えば様々なパターンでコードを置き換えることが出来るので、コード進行のバリエーションが大きく広がりますね!

 

今回はここまでです!次回ももう少しだけ代理コードについて解説します!次回もどうぞよろしくお願いします!ではでは、みなさんお疲れ様でした(*^^*)!!

次回↓

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