音楽理論 第3章

モードを使ってインターバルを導く ~第3章~(15/15)

2017年12月24日

音楽理論~モード~

前回「モード」、前々回「モードの使い方」に渡ってモードについて解説してきました。

今回は、そのモードを知識を活用して、インターバルを導いてみましょう!

その前に少し復習です。Cメジャースケールのそれぞれのモードのインターバルをしっかり頭に入れておきましょう!メジャースケールのインターバルを基準に、を使用してそれぞれのインターバルを表しています。

モード         インターバル
Cイオニアン     1   2   3   4   5   6   7
Dドリアン      1   2  ♭3   4   5   6  ♭7
Eフリジアン     1  ♭2  ♭3   4   5  ♭6  ♭7
Fリディアン     1   2   3  ♯4   5   6   7
Gミクソリディアン  1   2   3   4   5   6  ♭7
Aエオリアン     1     2  ♭3   4   5  ♭6  ♭7
Bロクリアン     1  ♭2  ♭3   4  ♭5  ♭6  ♭7

 

モードを使ってインターバルを導いてみよう!

以前に、インターバルの導き方を解説しました。(復習→インターバル(音程差)の導き方その2)

しかし、モードの知識があれば、もっと簡単にインターバルを導くことができます!

それでは早速、以下の2つの音符のインターバルが何なのか、モードを使って確かめてみましょう!

 

例題

 

①クオンティティを導く

インターバルを導く際は、低い方の音符を1とします!低い方の音符はEですね!もう1個の音符はC♯です。

低い方のE1、高い方のC♯Eから数えて6となります。全然難しくないですね!

 

②低い方の音符のモードのインターバルと、もう1個の音符を比較する

EはCメジャースケールのモードだとEフリジアンですね!フリジアンのインターバルは、

1  ♭2  ♭3   4   5  ♭6  ♭7

です。

 

もう1個の音符C♯クオンティティ6でした。フリジアンのインターバルでは♭6になっていますね。♭6ということは、メジャースケールの6thが半音下がっているということなので、クオリティありのインターバルで言うとmi6となります。

ここで、高い方の音符にが付いていなければ、インターバルはそのままmi6となるのですが、高い方の音符はC♯ですね。が付いているので、mi6を半音あげてMA6にしましょう。

すなわち、この2つの音符のインターバルはMA6ということになります!

このように、モードの知識を活用すれば、簡単にインターバルを導くことができるのです!

 

今回で第3章は終了です!次回から第4章です!第4章でも宜しくお願い致します!お疲れ様でした(*^^*)!!

次回↓

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