音楽理論 第3章

マイナーペンタトニックスケール ~第3章~(2/15)

2017年12月6日

マイナーペンタトニックスケール

前回メジャーペンタトニックスケールについて解説していきました。今回はマイナーペンタトニックスケールについて解説していきます!

 

マイナーペンタトニックスケールの構造

それでは、Cマイナーペンタトニックスケールを作ってみましょう!

 

①Cメジャースケールを作る

五線譜にCから順番にオクターブ上まで音符を並べていきます。

これでCメジャースケールの完成ですね!(復習→メジャースケールを五線譜に表そう!)

 

②3度、6度、7度を半音下げて、Cナチュラルマイナースケールを作る

メジャースケールの3度6度7度を半音下げるとナチュラルマイナースケールになりましたね!(復習→同主調)

これでCナチュラルマイナースケールの完成です!

 

③2度、6度の音を抜く

Cナチュラルマイナースケールの2度6度の音を抜きましょう。

これで、Cマイナーペンタトニックスケールの完成です!

 

なぜ、2度と6度が抜かれるのか?

マイナーペンタトニックスケールは、ナチュラルマイナースケールを簡略化したスケールと言えます。

ナチュラルマイナースケールマイナーペンタトニックスケールを比べると、半音間隔になっている音のどちらかが抜かれていることが分かります。これは、半音間隔になっている音を同時に鳴らすと、音が濁ってしまうので、半音間隔のどちらかの音を抜くことで、安全な音でスケールを構成することが出来るためです。

 

では、なぜ2度6度が抜かれるのでしょうか?これは、トライアド(1度、3度、5度)がコードのキャラを決定づけるのに重要な音だからです。ですので、半音間隔の2度3度では2度が抜かれ、もう一つの半音間隔の5度6度では6度が抜かれるわけです。

これは、メジャーペンタトニックスケールと同様の理論ですね!

 

メジャーペンタトニックスケールとマイナーペンタトニックスケールの度数まとめ

メジャーペンタトニックスケールとマイナーペンタトニックスケールの度数をまとめてみました。

【メジャーペンタトニックスケール】
度数: 1  2  3  5  6

【マイナーペンタトニックスケール】
度数: 1  ♭3   4  5  ♭7

メジャーペンタトニックスケールマイナーペンタトニックスケールの2つのペンタトニックスケールの度数はしっかりと把握しておきましょう!

 

今回はここまでです!!みなさんお疲れ様でした~~(*^^*)!!次回も宜しくお願い致します!!

次回↓

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