以前、「コード進行を見てキーを探そう!」をやりました!その時、Ⅴ7(不安定なコード)はトニックのコード(ⅠMA7やⅠmi7)(安定したコード)に解決することが多いので、そこを見つけてキーセンターを探すと簡単でしたね!
ブルースとは?
しかし、今までやってきたダイアトニックコードの進行とは違う例外的な音楽があります。その1つがブルースです。
ブルースで使用されるコード
ブルースのコードは、Ⅰ、Ⅳ、Ⅴの3つのコードで構成されています。このⅠ、Ⅳ、Ⅴの3つのコードは、ブルースに限らず、メジャーキーやマイナーキーなどのコード進行において主要な3つのコードで、スリーコードと呼ばれます。
メジャースケールのコードと、ナチュラルマイナースケールのコードと、ブルースのコードを比較してみましょう!
トーナリティ コードのクオリティ
メジャー ⅠMA7 ⅣMA7 Ⅴ7
マイナー Ⅰmi7 Ⅳmi7 Ⅴmi7
ブルース Ⅰ7 Ⅳ7 Ⅴ7
五線譜でも比較してみましょう。キーはCです。
メジャー、マイナーと比較すると、ブルースのコードは全てドミナントセブンスが使われています。ドミナントセブンスは不安定な響きで緊張感を持たせるコードなので、Ⅴ7からⅠ7に進行しても解決感の薄い、常に緊張感を持った進行だと言えます。
ブルースのコード進行
ブルースのコード進行は、基本的に12小節から構成されます。以下のようなコード進行になります。
2~4小節、6小節、8小節にあるマークは、直前のコードを繰り返し演奏するという意味です。
ブルースのセッションでは、この進行を繰り返し演奏していく形になります。この12小節の各繰り返しはコーラスと呼ばれます。演奏が終わる一番最後のコーラスでは、一番最後の12小節目のⅤ7がⅠ7になるのが一般的です。
ブルースの2種類の演奏スタイル
ブルースには2つの演奏スタイルがあります。スローチェンジとクイックチェンジです。
- スローチェンジは、上記のコード進行をそのまま演奏します。
- クイックチェンジは、上記のコード進行の2小節目だけⅣ7に変わります。他はそのままです。
今回はここまでです!次回もブルースの続きをやっていきます!宜しくお願い致します!ではでは、お疲れ様でした(*^^*)!!
次回↓