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ドリアンスケール+♭5の様々な使い方!リハモで使うと個性的なコード進行が作れる!

2018年2月21日

音楽理論~ドリアンスケール+♭5~

ドリアンスケール+♭5とは?

その名の通り、ドリアンスケール♭5を足したスケールです!

ドリアンスケールの7音♭5を足すので、合計8音のスケールになります。

 

オクタトニックスケールとは?

8音で構成されたスケールをオクタトニックスケールと呼びます。「オクタ」が「8」を意味します!

このドリアンスケール+♭5もオクタトニックスケールの1つです。

 

ドリアンスケール+♭5のインターバル

以下にAドリアンスケール+♭5のインターバルを表してみました。

構成音は、

1 2 ♭3 4 ♭5 5 6 ♭7

以上の8音です。

 

ドリアンスケール+♭5の使い方

ドリアンスケール+♭5の使い方をまとめてみました。

 

①ブルースのコード進行上で使う。

ドリアンスケール+♭5は、ブルースのコード進行によく合います。

ドリアンスケール+♭5は、ブルーススケール2nd6thを足したスケールでもあります。それ故、ブルースでもよく使用されます。

 

ブルースで使用する場合は、ドリアンスケール+♭5MA3も足して使用すると、よりブルージーになります!

MA3を足したり、ギターならmi3をクォーターチョーキングして音程を上げることで、よりブルースの演奏の幅を広げることができます。

 

②マイナートライアド、マイナーセブンス上で使用可能。

ドリアンスケール+♭5は、マイナートライアドマイナーセブンス上で使用することができます。

マイナートライアドマイナーセブンス一発のアドリブなんかではよく使われます。

曲中に出てくるノンダイアトニックマイナートライアドマイナーセブンスでも使用することができます。

 

ドリアンスケール+♭5のオクタトニックコードを作ってみよう!

オクタトニックコードは、いわゆるダイアトニックコードと考え方は同じです!8音なので、「オクタトニックコードという呼び方になります!

以下にAドリアンスケール+♭5のオクタトニックコードを表してみました。

8音のスケールなので、コードを作る時に♭5P5の音がダブってしまう場合が出てくるのですが、♭5が最も特徴的な音なので、♭5をなるべく使うようにしてコードを作りましょう!

すると、このような複雑なコードが出来上がります!

 

ドリアンスケール+♭5のオクタトニックコードはリハモで使うと効果的!

モーダルインターチェンジの要領で、ナチュラルマイナースケールのコード進行ドリアンスケール+♭5のコードを借用してくると、個性的なコード進行を作ることができます。

 

リハモでの使用例

|Ami7   |B7    |Bmi7(♭5) |E7    |Ami7   |
Ⅰmi7    Ⅱ7    Ⅱmi7(♭5) Ⅴ7    Ⅰmi7

上記のコード進行は、Aマイナースケールのコード進行です。そして、2番目のコードだけドリアンスケール+♭5Ⅱ7を借用しています。

これを実際に演奏してみると、かなり悲しい雰囲気になることが分かると思います!

 

このように、ドリアンスケール+♭5のオクタトニックコードを普通の曲に時折混ぜると、面白い効果が得られます。

ドリアンスケール+♭5のオクタトニックコードをリハモで使用する際は、ベースの流れと、コードがメロディの音に合っているかというところに気をつけて使用しましょう!

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