音楽理論 第2章

ダイアトニックコード(セブンスコード編) ~第2章~(10/11)

2017年11月25日

音楽理論~ダイアトニックセブンスコード~

セブンスコードとは?

トライアド7度の音を足したものをセブンスコードと言います。

セブンスコードは、1度、3度、5度、7度4和音になります。トライアドに7度の音を足すことで、コードはより複雑な響きになります。ブルースやジャズなどのジャンルの音楽は、基本的にセブンスコードで形成されます。

 

セブンスコードのダイアトニックコード

Cメジャースケールのダイアトニックコードセブンスコードで作ってみましょう!Cから音符を並べ、それぞれの音でセブンスコードを作っていきます。

それぞれ、このようなコードが出来上がります。Cから順番に、

CMA7 Dmi7 Emi7 FMA7 G7 Ami7 Bmi7(♭5)

以上7つのコードが出来上がりました。これらを見比べると、4種類のセブンスコードができています。

 

こちらをフォーミュラで表すと、

ⅠMA7 Ⅱmi7 Ⅲmi7 ⅣMA7 Ⅴ7 Ⅵmi7 Ⅶmi7(♭5)

となります。

 

ⅠMA7、ⅣMA7

CMA7FMA7(ⅠMA7ⅣMA7)はメジャートライアド(P1、MA3、P5)MA7を追加したコードです。

読み方は、CMA7(Cメジャーセブンス)となります。

 

Ⅱmi7、Ⅲmi7、Ⅵmi7

Dmi7Emi7Ami7(Ⅱmi7Ⅲmi7Ⅵmi7)はマイナートライアド(P1、mi3、P5)mi7を追加したコードです。

読み方は、Dmi7(Dマイナーセブンス)となります。

 

Ⅴ7

G7(7)はメジャートライアド(P1、MA3、P5)mi7を追加したコードです。

読み方は、G7(GセブンスまたはGドミナントセブンス)となります。

 

Ⅶmi7(♭5)

Bmi7(♭5)(Ⅶmi7(♭5))はディミニッシュトライアド(P1、mi3、dim5)mi7を追加したコードです。

読み方は、Bmi7(♭5)(Bマイナーセブンスフラットファイブ)となります。

 

4種類のセブンスコードまとめ

以下の表でそれぞれのセブンスコードの構成音を比較してみました。

○MA71357
○mi71♭35♭7
○7135♭7
○mi7(♭5)1♭3♭5♭7

○MA7を基準にして、それ以外のセブンスコードを♭を使って表すと、比較しやすいですね!

 

インターバルで表すと、このようになります。

○MA7P1MA3P5MA7
○mi7P1mi3P5mi7
○7P1MA3P5mi7
○mi7(♭5)P1mi3dim5mi7

それぞれのセブンスコードのインターバルはしっかり頭に入れておきましょう!

 

ナチュラルマイナースケールのダイアトニックセブンスコード

Aナチュラルマイナースケールもダイアトニックコードセブンスコードで作ってみましょう!Aから音符を並べ、それぞれの音でセブンスコードを作っていきます。

それぞれ、このようなコードが出来上がります。Aから順番に、

Ami7 Bmi7(♭5) CMA7 Dmi7 Emi7 FMA7 G7

以上7つのコードが出来上がりました。

 

こちらをフォーミュラで表すと、

Ⅰmi7 Ⅱmi7(♭5) ♭ⅢMA7 Ⅳmi7 Ⅴmi7 ♭ⅥMA7 ♭Ⅶ7

となります。

 

4種類のセブンスコードのインターバルと、メジャースケールとナチュラルマイナースケールのダイアトニックセブンスコードのフォーミュラはしっかりと覚えておきましょう!作曲やアナライズなどに非常に重要になりますので!

 

今回はここまでです!みなさんお疲れ様でした(*^^*)!

次回↓

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