セブンスコードとは?
トライアドに7度の音を足したものをセブンスコードと言います。
セブンスコードは、1度、3度、5度、7度の4和音になります。トライアドに7度の音を足すことで、コードはより複雑な響きになります。ブルースやジャズなどのジャンルの音楽は、基本的にセブンスコードで形成されます。
セブンスコードのダイアトニックコード
Cメジャースケールのダイアトニックコードをセブンスコードで作ってみましょう!Cから音符を並べ、それぞれの音でセブンスコードを作っていきます。
それぞれ、このようなコードが出来上がります。Cから順番に、
CMA7 Dmi7 Emi7 FMA7 G7 Ami7 Bmi7(♭5)
以上7つのコードが出来上がりました。これらを見比べると、4種類のセブンスコードができています。
こちらをフォーミュラで表すと、
ⅠMA7 Ⅱmi7 Ⅲmi7 ⅣMA7 Ⅴ7 Ⅵmi7 Ⅶmi7(♭5)
となります。
ⅠMA7、ⅣMA7
CMA7、FMA7(ⅠMA7、ⅣMA7)はメジャートライアド(P1、MA3、P5)にMA7を追加したコードです。
読み方は、CMA7(Cメジャーセブンス)となります。
Ⅱmi7、Ⅲmi7、Ⅵmi7
Dmi7、Emi7、Ami7(Ⅱmi7、Ⅲmi7、Ⅵmi7)はマイナートライアド(P1、mi3、P5)にmi7を追加したコードです。
読み方は、Dmi7(Dマイナーセブンス)となります。
Ⅴ7
G7(Ⅴ7)はメジャートライアド(P1、MA3、P5)にmi7を追加したコードです。
読み方は、G7(GセブンスまたはGドミナントセブンス)となります。
Ⅶmi7(♭5)
Bmi7(♭5)(Ⅶmi7(♭5))はディミニッシュトライアド(P1、mi3、dim5)にmi7を追加したコードです。
読み方は、Bmi7(♭5)(Bマイナーセブンスフラットファイブ)となります。
4種類のセブンスコードまとめ
以下の表でそれぞれのセブンスコードの構成音を比較してみました。
○MA7 | 1 | 3 | 5 | 7 |
○mi7 | 1 | ♭3 | 5 | ♭7 |
○7 | 1 | 3 | 5 | ♭7 |
○mi7(♭5) | 1 | ♭3 | ♭5 | ♭7 |
○MA7を基準にして、それ以外のセブンスコードを♭を使って表すと、比較しやすいですね!
インターバルで表すと、このようになります。
○MA7 | P1 | MA3 | P5 | MA7 |
○mi7 | P1 | mi3 | P5 | mi7 |
○7 | P1 | MA3 | P5 | mi7 |
○mi7(♭5) | P1 | mi3 | dim5 | mi7 |
それぞれのセブンスコードのインターバルはしっかり頭に入れておきましょう!
ナチュラルマイナースケールのダイアトニックセブンスコード
Aナチュラルマイナースケールもダイアトニックコードをセブンスコードで作ってみましょう!Aから音符を並べ、それぞれの音でセブンスコードを作っていきます。
それぞれ、このようなコードが出来上がります。Aから順番に、
Ami7 Bmi7(♭5) CMA7 Dmi7 Emi7 FMA7 G7
以上7つのコードが出来上がりました。
こちらをフォーミュラで表すと、
Ⅰmi7 Ⅱmi7(♭5) ♭ⅢMA7 Ⅳmi7 Ⅴmi7 ♭ⅥMA7 ♭Ⅶ7
となります。
4種類のセブンスコードのインターバルと、メジャースケールとナチュラルマイナースケールのダイアトニックセブンスコードのフォーミュラはしっかりと覚えておきましょう!作曲やアナライズなどに非常に重要になりますので!
今回はここまでです!みなさんお疲れ様でした(*^^*)!
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