音楽理論 第4章

モーダルインターチェンジ ~第4章~(6/12)

2018年1月1日

音楽理論~モーダルインターチェンジ~

モーダルインターチェンジとは?

コード進行のバリエーションを増やすものとして、モーダルインターチェンジがあります。

 

以前、同主調について解説しましたね!(復習→同主調)

トニックが同じメジャースケールナチュラルマイナースケールの関係性のことを同主調と言います。

例えば、Cメジャースケールの同主調はCナチュラルマイナースケールです。この同主調のキーからコードを借りてくることをモーダルインターチェンジと言います。

 

モーダルインターチェンジの使用例

では、モーダルインターチェンジの使用例を見てみましょう。その前に、メジャースケールナチュラルマイナースケールダイアトニックコードを復習しておきましょう。

メジャースケール
ⅠMA7 Ⅱmi7 Ⅲmi7 ⅣMA7 Ⅴ7 Ⅵmi7 Ⅶmi7(♭5)

ナチュラルマイナースケール
Ⅰmi7 Ⅱmi7(♭5) ♭ⅢMA7 Ⅳmi7 Ⅴmi7 ♭ⅥMA7 ♭Ⅶ7

 

では、以下のコード進行を見てみましょう。キーがCのコード進行です。

ここに出てきているコードは、ⅠMA7♭Ⅶ7♭ⅢMA73つです。これらを、メジャースケールのダイアトニックコードと、ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードに分けましょう。

メジャースケール:ⅠMA7
ナチュラルマイナースケール:♭Ⅶ7、♭ⅢMA7

 

このように、Cメジャースケールのコード進行の中に、Cナチュラルマイナースケールのコードが出てきていますね。これがモーダルインターチェンジです!

逆に、Cナチュラルマイナースケールのコード進行の中にCメジャースケールのコードが出てきている場合もモーダルインターチェンジです!

 

モーダルインターチェンジの様々な使い方

モーダルインターチェンジの使い方は様々で、コード進行の1部分だけモーダルインターチェンジになっている場合もあれば、AメロはCメジャースケールのコード進行BメロはCナチュラルマイナースケールのコード進行で構成されているというようなモーダルインターチェンジの使い方もあります。

現代の音楽では、モーダルインターチェンジは本当に良く用いられるので、しっかりと覚えて、作曲などに活かしてみましょう!

 

ノンダイアトニックコード

ちなみに、モーダルインターチェンジのように、ダイアトニックコードではないコードノンダイアトニックコードと言います。

例えば、Cメジャーキーのコード進行にFmi7(モーダルインターチェンジのⅣmi7)が出てきた場合、これはCメジャーキーのダイアトニックコードでは無いのでノンダイアトニックコードです。

これから、様々なノンダイアトニックコードについて解説していきますので、どうぞよろしくお願いします!!

 

今回はここまでです!次回もよろしくお願い致します!ではでは、みなさんお疲れ様でした~~(*^^*)!!

次回↓

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