そもそもギターのスケールって覚える必要あるの?
どうも、音楽理論.com管理人のマユシマです。
今回の記事のテーマは、「ギターのスケール」でございます。
ギターを始めて、誰しもがぶち当たるであろうスケールを覚える覚えない問題です。
覚えると型にはまったアドリブ演奏しかできなくなるとか、型にはまった曲しか作れなくなるなど、覚えることによる弊害を提唱する人もおりますので、スケールを覚えるか覚えないかで迷っている方も多いかもしれません。
これ、結論から言わせていただきますと、スケールを覚えることはあらゆる面においてメリットばかりなので、是非とも覚えるべきなのです。
スケールを覚えることで得られるメリット!
では、早速スケールを学ぶことで得られるメリットをご紹介して行きたいと思います。
スケールを学ぶことで得られるメリットは挙げだすときりがないというくらいメリットしかないので、ここでは一部だけ厳選してご紹介します。
これを知るとスケールを学びたくなること間違いなしでございます!
①アドリブ(即興)演奏ができるようになる。
スケールを覚えることで、アドリブ、いわゆるインプロヴァイズやインプロヴィゼーションなどと呼ばれる即興演奏ができるようになります。
即興演奏において、スケールを覚えることは必須と言っても過言ではありません。
現在から過去に遡っても、ロック、ジャズ、ブルースなど様々なジャンルでの即興演奏において、スケールの知識の無い有名即興ギタリストなど皆無だと思ってください。
一部、スケールの知識のないプロのギタリストで素晴らしい演奏者もいらっしゃいますが、それはとても耳が良くて、自分の思った音をギターで自由自在に操れる天才型のギタリストのみですので、スケールを学ばずにアドリブ演奏ができるようになることは現実的ではありません。
②曲作りの幅が広がる。
スケールを学ぶことは作曲においての指標になります。
例えば、明るい曲を作りたいからメジャースケールで曲を作ろうだとか、暗い曲を作りたいからマイナースケールで曲を作ろうといった具合に、色んなスケールを知っていれば、そのスケールの特徴に合った特徴の曲を作ることができるのです。
そういった意味で、色んなスケールを知っていれば曲作りの幅は大きく広がるのです!
③曲を覚えるのが早くなり、演奏をミスする確率も減る。
スケールを理解していれば、曲を覚えることにも大きな助けになります。
その理由は、スケールを理解していれば、覚えたい曲が何のスケールを使用しているかも分かり、それにより次にどの音が来るかという予測もつくようになるので、曲を覚えることにおいても大きな助けになります。
また、次にどの音が来るかという予測がつけば、丸暗記で覚えるよりも圧倒的に演奏中の間違いが減ります。
④耳コピが簡単にできるようになる。
スケールを理解していれば、耳コピも非常に楽になります。
耳コピする曲のスケールはメロディなどから大体探ることができますので、何のスケールが使われているかが分かれば、もうそのスケールの音に絞って耳コピができるのです。
ただ闇雲に聴いた音がどの音なのか探すよりも正確でとても楽になるのです。
また、そのスケールからダイアトニックコードを導き出すことで、コードの耳コピも楽にすることができます。
スケールを学ぶことはメリットでしかない!
いくつかスケールを覚えることのメリットをご紹介しましたが、スケールを学ぶことはあらゆる面でとにかくメリットなのです。
このホームページでも音楽理論の解説で、スケールについて詳しく解説しておりますので、よろしければご覧になってみてください→音楽理論目次