音楽理論 第1章

ダブルシャープ、ダブルフラット ~第1章~(13/16)

2017年10月28日

ダブルシャープとダブルフラット

ダブルシャープとは?

♯(シャープ)は半音上げたい時に用いられましたね。対して、ダブルシャープは、半音2つ分、つまり全音上げたい時に用いられる臨時記号です。「」のような形の記号が用いられます。

 

では使用例を見てみましょう!

通常の臨時記号と同様に、音符の左に付けられます。オーギュメント系のインターバルを表す際によくダブルシャープが用いられます。

上の図の低い方の音符、C♯のメジャースケールを考えてみましょう。C♯メジャースケール♯が7個付きます(分からない場合はこちらをチェック!→メジャースケールを五線譜に表す簡単な方法!(シャープキー編))

7個ということは、音符全てに♯が付くということですね!この場合、もう一方の音符でAug5を表したい時は、さらに半音上げなければなりませんね。こういう場合にダブルシャープがよく用いられます。

 

ダブルフラットとは?

ダブルシャープと同様に、♭(フラット)の場合も半音2つ分、つまり全音下げたい時にダブルフラットという臨時記号が用いられます。「♭♭」このようにフラットを2つ音符の左に付けることでダブルフラットが表されます。

 

では使用例を見てみましょう!

ディミニッシュ系のインターバルを表す際によくダブルフラットが用いられます。上の図の低い方の音符、E♭のメジャースケールを考えてみましょう。E♭メジャースケール♭が3個付きます(分からない場合はこちらをチェック!→メジャースケールを五線譜に表す簡単な方法!(フラットキー編))

B、E、Aの3つに♭が付きますね。P5を表したいならそのままもう一方の音符「B」に♭を付けて半音下げれば良いのですが、Dim5を表す場合は、さらに半音下げなければなりません。こういう場合にダブルフラットがよく用いられます。

 

まとめ

このように、オーギュメント系ディミニッシュ系のインターバルを表したい場合に、ダブルシャープダブルフラットが用いられると覚えておきましょう!

 

今回はここまでです!お疲れ様でした(*^^*)!

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