メジャー系のスケールとマイナー系のスケール
私たちが普段耳にする現代の音楽のほとんどは、大まかに分けると2つに分けられます。
1つは、メジャー系のスケールで作られた音楽。もう一つは、マイナー系のスケールで作られた音楽です。
メジャー系のスケールと、マイナー系のスケールの違いは3度の音です。メジャー系のスケールには、「MA3(メジャーサード)」、マイナー系のスケールには「mi3(マイナーサード)」が含まれます。「MA3」が含まれていれば、明るい曲調になり、「mi3」が含まれていれば、悲しい曲調になります。
ナチュラルマイナースケールの構造
Aから順番に音符を並べてみましょう。
まず、度数を見てみましょう。ナチュラルマイナースケールは全半全全半全全という並びになります。つまり、2度と3度が半音間隔、5度と6度が半音間隔ということになります。
続いて、音名を見てみましょう。BとC、EとFは半音間隔(自然発生的半音階)でしたね!(分からない場合はこちらを復習!→メジャースケールの構造)ちょうど、2度と3度にBとC、5度と6度にEとFがきています。つまり、Aから順番に音符を並べるだけで、Aナチュラルマイナースケールの完成です!Aナチュラルマイナースケールには♯や♭が必要ありません!
Aナチュラルマイナースケール=Cメジャースケール!!
お気づきになられたかもしれませんが、Aナチュラルマイナースケールに♯や♭が付かないということは、Cメジャースケールと使われている音が全く同じだということになりますね!
つまり、CメジャースケールをAから順番に並べると、Aナチュラルマイナースケールになるわけです。CメジャースケールでAは6度(MA6)にあたりますので、メジャースケールの6度(MA6)をトニックにして、音を順番に並べるとナチュラルマイナースケールになります。
今回はここまでです!今回覚えておいてほしいポイントは、
- ナチュラルマイナースケールの「全半全全半全全」という並び
- 2度と3度、5度と6度が半音間隔
- メジャースケールの6度(MA6)をトニックにして、音を順番に並べるとナチュラルマイナースケールになる
以上の3つです!しっかり頭に入れておきましょう!ではでは、みなさんお疲れ様でした(*^^*)!!
次回↓