音楽理論 第5章

オルタードスケール ~第5章~(2/11)

2018年1月17日

音楽理論~オルタードスケール~

オルタードスケールとは?

オルタードスケールは、オルタードテンションを含むスケール(♭9♯9♭5/♯11♯5/♭13)です。(復習→オルタードコード)

オルタードテンションを含んだスケールなので、オルタードコード(オルタードテンションを含んだドミナントセブンスコード)によくマッチします。

 

コード進行上のドミナントセブンス(Ⅴ7)で、あえてノンダイアトニックのオルタードスケールを使用することで、のコードに進む力が強くなったり、メロディーに違いを生み出したり、個性を生み出したりすることができます。ジャズやフュージョンでよく使用されるスケールです。

 

オルタードスケールの構成音

オルタードスケールの構成音は、

1 ♭9 ♯9 3 ♭5/♯11 ♯5/♭13 ♭7

以上7音です。※♭5/♯11、♯5/♭13は異名同音。(復習→臨時記号と異名同音)

 

簡単な覚え方は、以下のようにドミナントセブンスの構成音の13♭7に、の付いた95を足すというように捉えると覚えやすいです。

1 3 ♭7 + ♭9 ♯9 ♭5 ♯5

 

オルタードスケールを五線譜に表す

ではCオルタードスケールを五線譜に表してみましょう。

ちなみに、オルタードスケールはメロディックマイナースケールの7番目のモードです。つまり、メロディックマイナースケールの7番目の音をルートにすると、オルタードスケールになるのです。

例えば、CメロディックマイナースケールBオルタードスケール全く同じ音が使われています。

 

オルタードスケールの使用例

例えば、以下のコード進行を見てみましょう。CメジャーキーⅡ→Ⅴ→Ⅰの進行です。

G7オルタードテンションを付けています。このようなⅤ7→Ⅰ(ドミナントモーション)になっているオルタードテンションが付いたドミナントセブンスオルタードスケールはよく合います。

もちろん、G7にオルタードテンションを付けずに、Cメジャースケールだけ使用するのも全く問題ありません。なにかコードやメロディーにひと味加えたい場合なんかに、このように変化をつけてみると良いでしょう!

 

今回はここまでです!次回もよろしくお願い致します!ではでは、みなさんお疲れ様でした~~(*^^*)!!

次回↓

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