オルタードスケールとは?
オルタードスケールは、オルタードテンションを含むスケール(♭9、♯9、♭5/♯11、♯5/♭13)です。(復習→オルタードコード)
オルタードテンションを含んだスケールなので、オルタードコード(オルタードテンションを含んだドミナントセブンスコード)によくマッチします。
コード進行上のドミナントセブンス(Ⅴ7)で、あえてノンダイアトニックのオルタードスケールを使用することで、Ⅰのコードに進む力が強くなったり、メロディーに違いを生み出したり、個性を生み出したりすることができます。ジャズやフュージョンでよく使用されるスケールです。
オルタードスケールの構成音
オルタードスケールの構成音は、
1 ♭9 ♯9 3 ♭5/♯11 ♯5/♭13 ♭7
以上7音です。※♭5/♯11、♯5/♭13は異名同音。(復習→臨時記号と異名同音)
簡単な覚え方は、以下のようにドミナントセブンスの構成音の1、3、♭7に、♯と♭の付いた9、5を足すというように捉えると覚えやすいです。
1 3 ♭7 + ♭9 ♯9 ♭5 ♯5
オルタードスケールを五線譜に表す
ではCオルタードスケールを五線譜に表してみましょう。
ちなみに、オルタードスケールはメロディックマイナースケールの7番目のモードです。つまり、メロディックマイナースケールの7番目の音をルートにすると、オルタードスケールになるのです。
例えば、CメロディックマイナースケールとBオルタードスケールは全く同じ音が使われています。
オルタードスケールの使用例
例えば、以下のコード進行を見てみましょう。CメジャーキーのⅡ→Ⅴ→Ⅰの進行です。
G7にオルタードテンションを付けています。このようなⅤ7→Ⅰ(ドミナントモーション)になっているオルタードテンションが付いたドミナントセブンスにオルタードスケールはよく合います。
もちろん、G7にオルタードテンションを付けずに、Cメジャースケールだけ使用するのも全く問題ありません。なにかコードやメロディーにひと味加えたい場合なんかに、このように変化をつけてみると良いでしょう!
今回はここまでです!次回もよろしくお願い致します!ではでは、みなさんお疲れ様でした~~(*^^*)!!
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