音楽理論 第4章

ハーモニックマイナースケールの使い方 ~第4章~(3/12)

2017年12月28日

音楽理論~ハーモニックマイナースケール~

ハーモニックマイナースケールのおさらい

ハーモニックマイナースケールナチュラルマイナースケールの7番目の音半音上げてリーディングトーンに置き換えられたスケールでしたね!(復習→ハーモニックマイナースケール)

ちなみに、ハーモニックマイナースケールは、ナチュラルマイナースケールが変化したものという扱いなので、キーシグネチャー(調号)ナチュラルマイナースケールと同じものを使って表します。リーディングトーンは、臨時記号を用いて表します。

 

例えば、Aハーモニックマイナースケールは以下のようになります。

Aナチュラルマイナースケールの調号はが付きませんでしたね!Aナチュラルマイナースケールが出来上がったら、7番目の音半音上げてリーディングトーンにしましょう!これで、ハーモニックマイナースケールの完成です!

 

ハーモニックマイナースケールのインターバル

復習になりますが、ハーモニックマイナースケールのインターバルは、

1 2 ♭3 4 5 ♭6 7

です!しっかりと覚えておきましょう!

 

ハーモニックマイナースケールの使い方

では、ハーモニックマイナースケールはどのような時に使われるのでしょうか。答えは簡単!マイナーキーの曲の中で、Ⅴ7が出てきた時、ハーモニックマイナースケールが使えます!

あとは、前回「ハーモニックマイナーハーモニー」で解説した、ハーモニックマイナースケール上にできるコード(Ⅶdim7ⅠmiMA7)でも使用できます。

 

しかし実際は、Ⅴ7以外でハーモニックマイナースケール上にできるコードが曲中に登場する機会はほとんどありません。たまにⅦdim7ⅠmiMA7が出て来るくらいです。

それ以外のコードはナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードで構成される場合がほとんどです。

 

例えば、以下のコード進行を見てみましょう。

こんな感じで、曲の一部だけⅤ7が出てくるパターンが多いです。Ⅴ7のところだけハーモニックマイナースケールを弾けば、コードにマッチしたメロディーになります。

 

今回はここまでです。次回からは、ハーモニックマイナースケール以外の、様々なバリエーションのマイナースケールについて解説していきます!ではでは、皆さんお疲れ様でした(*^^*)!次回もよろしくお願い致します!

次回↓

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