音楽理論 第3章 コードの使い方

テンションコード ~第3章~(7/15)

2017年12月13日

音楽理論~テンションコード~

テンションコードとは?

これまでトライアドセブンスコードについて勉強しました。トライアドは、ルート(1度)、3度、5度、セブンスコードは、ルート(1度)、3度、5度、7度で構成されていましたね。

しかし、世の中にはルート(1度)、3度、5度、7度以外の音が使われるコードも存在します。それが、テンションコードです!

テンションコードは、コードの性質はそのままに、装飾されたコードという感じです。

コードの響きに奥行きやオシャレな感じを出したい時や、コードの機能はそのままに違う雰囲気の響きを出したい時などに使うと良いでしょう。

 

オクターブ(8度)より上のインターバル

テンションコードを理解するには、まず、オクターブ(8度)より上のインターバルを理解する必要があります。以下を御覧ください。

オクターブ(8度) + 1~8度までのインターバル = オクターブ上のインターバル
オクターブ(8度) + 2nd(セカンド)        = 9th(ナインス)
オクターブ(8度) + 3rd(サード)           = 10th(テンス)
オクターブ(8度) + 4th(フォース)        = 11th(イレブンス)
オクターブ(8度) + 5th(フィフス)        = 12th(トウェルフス)
オクターブ(8度) + 6th(シックスス)       = 13th(サーティーンス)
オクターブ(8度) + 7th(セブンス)        = 14th(フォーティーンス)

では、この中から、1度、3度、5度、7度以外のオクターブ上のインターバルを抜き出してみましょう。

  • 9th(ナインス)
  • 11th(イレブンス)
  • 13th(サーティーンス)

テンションコードには、以上の3つが使用されます。この3つは「テンション」と呼ばれます。

中には、2nd、4th、6thのまま使われる場合もありますが、それは次回、細かく解説していきます!

 

そして、このテンション、以前解説した、クオンティティ+クオリティのインターバル(復習→インターバル(音程差)の導き方)で言うと、

  • 9th  =  MA2
  • 11th  =  P4
  • 13th  =  MA6

となります!テンションはメジャースケールのインターバルと同じと覚えておきましょう!

 

今回はここまでです!次回はテンションコードの決まりごと、テンションコードの表記方法、どのコードでどのテンションが使用できるかなど、テンションコードについてさらに深く解説していきます!次回もよろしくお願いします!!ではでは、お疲れ様でした(*^^*)!!

次回↓

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