音楽理論 リハーモナイズ コードの使い方

sus4コードの使い方!構造と使用例を交えて解説!

2018年4月7日

音楽理論~sus4~

sus4コードとは?

sus4コードは、テンションコードとはまた別の種類のコードになりますが、とてもよく使用されるコードです。

sus4の「sus」は「suspend(サスペンド)」を略したもので、「つるす、掛ける、宙に浮かせておく、浮遊させる」という意味があります。

sus4の構成音的にも、その使い方的にも、「つるす、掛ける、宙に浮かせておく、浮遊させる」というニュアンスがぴったりなコードです。

 

sus4コードの構造

sus4コードの構成音は、

ルートP4P5

以上3音で構成されます。

ここで注目なのが、コードのキャラクターを決定づける3rdの音が入っていないということです!

つまり、メジャーにもマイナーにも属さないという、いかにも「suspend(サスペンド)」の「宙に浮かせておく、浮遊させる」というニュアンスがぴったりなコードです!

3rdが宙に浮いてP4まで引き上げられたコードと考えると覚えやすいですね!

 

sus4コードの使い方

それでは、sus4コードの使い方を使用例を交えながら解説していきたいと思います。

 

①トニックコードの前で使う。

Cメジャーキーのコード進行です。

ドミナントコードである「G7」から、普通はトニックである「C」に解決するところを、あえて「Csus4」を一旦挟んでから「C」に解決しています。

このように、トニックの前にトニックと同じルートのsus4を置くことで、一旦浮遊してから「C」に解決する効果があるのです!

飛行機が着地するときに、一旦浮遊して(sus4)機体を安定させて着地するという感じと似ています!笑

 

sus4コードは、メジャーコードに使われることの方が圧倒的に多いですが、マイナーコードのトニックにもsus4を使用することができます

 

②ドミナントコードの前で使う。

sus4コードはドミナントコードの前で使うこともできます!

一旦浮遊感を持たせてから、ドミナントで緊張感を持たせる効果があります!

ちなみに、ドミナントがトライアド(3和音)だった場合は、7thは抜いて、「○sus4」にした方がしっくりくるでしょう!

 

③サブドミナントコードの前で使う。

サブドミナントコードで使われるsus4コードは、ノンダイアトニックコードになってしまいますが、割とよく使用されます!

試しに上記のコード進行を弾いてみると分かるかと思いますが、ノンダイアトニックコードなのに割と自然に聴こえますね!

ノンダイアトニックコードだからと言って、使えないことはないのです!

 

sus4コードはとってもよく使われる!

sus4コードの代表的な使い方を解説してきましたが、もちろん他にもたくさん使い方はあります!

セカンダリードミナントに使うのも良し、裏コードに使うのも良し、使い方は無限大です!

色々な使い方を試してみて、良い!と思ったらどんどん取り入れてみましょう!

それくらい、sus4コードはとってもよく使われるコードです!

曲をリハーモナイズする時なんかは、sus4コードは簡単でとっても扱いやすいコードだと思います!

是非是非、自分の曲にも取り入れてみましょう!

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