音楽理論 第1章

調号の簡単な覚え方。丸暗記の必要なし!(シャープキー編) ~第1章~(5/16)

2017年10月16日

音楽理論~調号の覚え方~

調号とは?

前回「メジャースケールを五線譜に表す簡単な方法!(シャープキー編)」にて、各シャープキー(シャープを使用するキー)はそれぞれ♯の数が決まっていると説明しました。

音部記号の隣にあらかじめその数だけ♯をつけておくことで、その曲のキーが何かを表すことができます。これを調号またはキーシグネチャーと呼びます。

上の五線譜のように、あらかじめ調号をつけておけば、音符に♯をわざわざ付ける必要が無くなります。

 

各シャープキーの調号は左から

F C G D A E B

の順番で、その音名の場所に♯が置かれます。この順番、どこかで見覚えがありますよね!前回の記事で、各シャープキーのメジャースケールを五線譜に表す際に覚えた順番ですね!

 

調号の書き方!

Eメジャースケール

試しにEメジャースケールの調号を書いていきましょう!前回のFCGDAEBのやり方を覚えていれば簡単です!ほとんどやることは同じです!

 

①キーの7度の音を探す。

Eメジャースケールの7度の音はDです!7度はキーの1個前の音なので簡単ですね!そしてFCGDAEBの並びを思い出しましょう。

左のFから7度のDまでが付きます。つまりEメジャースケールは、F、C、G、D4つが付きます。

 

②音部記号の隣にシャープを付ける。

あとはもう簡単です。音部記号の隣にF、C、G、Dの順番でをつけるだけです!

これで、Eメジャースケールの調号が完成です!

 

調号を見てキーを導き出そう!

こちらを御覧ください。

F、C、G、D、Aがついています。この調号のキーを導き出してみましょう!

一番右の♯7度の音になるので、A7度となります。あとはもう簡単ですね!Aを7度に持つキーはBメジャースケールです!

 

各シャープキーの#の数

・Gメジャースケール・・・・♯1個(F)
・Dメジャースケール・・・・♯2個(F、C)
・Aメジャースケール・・・・♯3個(F、C、G)
・Eメジャースケール・・・・♯4個(F、C、G、D)
・Bメジャースケール・・・・♯5個(F、C、G、D、A)
・F♯メジャースケール・・・♯6個(F、C、G、D、A、E)
・C♯メジャースケール・・・♯7個(F、C、G、D、A、E、B)

もう一度、各シャープキーのおさらいです。シャープキーは全部で7個です。FとCだけ、トニックに♯が付くので覚えておきましょう!

 

今回はここまでです!このやり方を覚えれば、調号を見ただけで簡単にキーを割り出すことができます。調号を丸暗記する必要はないのです。次回はフラットキーについてやっていきます!今回のやり方を覚えていれば簡単なので、なんら心配することはないでしょう!ではでは、お疲れ様でした(*^^*)!

次回↓

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