音楽理論 第3章

コードインバージョン(転回形) ~第3章~(5/15)

2017年12月13日

音楽理論~インバージョン(転回形)~

コードボイシングとは?

今まで勉強してきたコードは、ルートから、1度3度5度7度と順番に積み重ねたものでした。

しかし、実際の音楽では、このような順番通りに積み重ねたコードだけでなく、色んな順番で配列されたコードがたくさん出てきます。コードは、色んなパターンで音を並べることができるのです!そういった、コードの音の並び方を、「ボイシング」と呼びます。

 

以下に例を示してみました。

このように、コードの音の並びが変わったとしても、コードネームが変わることはありません。また、上の図のC7のように、同じ度数が複数使われる場合もあります。

このボイシングを工夫することで、コード進行をスムーズに繋げたり、コードの響きを変えたり、多種多様なコード進行を作ることができます!

 

コードインバージョン(転回形)とは?

コードのベース(最低音)ルート(1度)以外のコードトーン(3度、5度、7度)にすることを、インバージョン(転回形)と言います。

インバージョンは全部で以下の3種類です!

  • ファーストインバージョン(第1転回形)・・・3度がベース
  • セカンドインバージョン(第2転回形)・・・・5度がベース
  • サードインバージョン(第3転回形)・・・・・7度がベース

ちなみに、ベースがルート(1度)のものは、ルートポジションと言います。

 

以下に例を示してみました。

上記の例のように、インバージョンでは、ベース以外の上の音符は、色んなパターンのボイシングで大丈夫です。

 

今回はここまでです!次回は、インバージョン(転回形)されたコードの表記の仕方、そしてそのインバージョンされたコードがどのような場合に用いられるかなど解説していきたいと思います!コード進行を考えても、どうしても一辺倒になってしまったりして悩んでいる方も、このインバージョン(転回形)を覚えれば、色んなコード進行のバリエーションの幅が広がります!ですので、是非とも覚えて作曲などに役立てて頂けたらなと思います!ではでは、次回もよろしくお願いします!お疲れ様でした~~(*^^*)!!

次回↓

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