ギタースケール理論で使用する記譜法
これからギタースケール理論を学んでいく上で、下記の記譜法を使用します。
①五線譜とTAB譜
下図のような五線譜とTAB譜(タブ譜)を組み合わせた記譜法を使用します。
五線譜の読み方はこちらで解説しておりますのでご参照ください。→「音楽理論 ~もくじ~」
TAB譜はギタリストのために開発された記譜システムです。
6本のラインで表され、各ラインはギターの6本の弦を表しています。
上から、
- 1弦(E)
- 2弦(B)
- 3弦(G)
- 4弦(D)
- 5弦(A)
- 6弦(E)
の順で並んでおり、そのライン上に記されている数字は押さえるフレットを表しています。
TAB譜上の数字だけでは、押さえる弦とフレットしか情報がないため、リズムや音名などの情報は五線譜から読み取ってください。(参照→「音程(ピッチ)」「音価(音符・休符)」)
フレットボードダイアグラム
フレットボードダイアグラムは1フレットから12フレットのギターのネックを表しています。
フレットボード上の横線は弦を表し(上から1弦、2弦、3弦、4弦、5弦、6弦)、縦線はフレットの位置を表しています。
フレットボード上の黒い丸はスケール(音階)の音を表していて、赤い丸はスケールのルート音(トニック)を表しています(参照→メジャースケールの構造)。
メトロノームを使って練習しよう!
メトロノームやシーケンサー、リズムマシンなどはギターを練習する上でとても重要なアイテムです。
これからギタースケール理論に登場するエクササイズではメトロノームを使用し、テンポとリズムを意識して練習しましょう。
メトロノームを鳴らす際は4分音符の設定で練習しましょう。(参照→音価(音符・休符))
エクササイズ①
メトロノームを使用し、オルタネイトピッキングで練習してみましょう。
誰でも1度はやったことがあるであろうクロマチックスケールのトレーニングフレーズです。
ここで意識して欲しいポイントは、リズムとダイナミクス(音の強弱)です。
メトロノームのリズムに合わせ、ギターの音色はあまり歪ませず、音の強弱を一定に保つことを意識してオルタネイトピッキングを行いましょう。
オルタネイトピッキングでは、アップピッキングでアタックが弱くなってしまう傾向がある方が多いので、音の粒を揃える練習にもこのクロマチックトレーニングは有効です。
次回↓