コードの基本、「三和音」「四和音」
コードを学ぶ上で、一番の基礎となるものがこの「三和音」と「四和音」ですね!
この「三和音」と「四和音」は、基本的に好みで使い分ければ良いのですが、好みでと言われても難しいですよね!
それぞれどのような特徴を持っていて、どのような効果をもたらすのか理解していれば、確信を持って上手く使い分けすることが出来るでしょう。
「三和音」の特徴
「三和音」の特徴は、まずシンプルな響きという点です。
三和音の代表的なコードは「メジャートライアド」と「マイナートライアド」ですね!
この2つのコードの特徴は、
- メジャートライアド:明るい響き
- マイナートライアド:悲しい響き
これはコードや音楽理論を学んだ経験がある方なら常識ですね。
ここで重要なのは、この2つのコードの明るさと悲しさの強さです。
この2つのコードは、
- メジャートライアド:最も明るい響きのコード
- マイナートライアド:最も悲しい響きのコード
ということで、「三和音」であるこの2つのコードは、数あるコードの中で最も明るい響きであり、最も悲しい響きのコードなのです。
「四和音」の特徴
先程、「三和音」である「メジャートライアド」「マイナートライアド」は、最も明るい響きであり、最も悲しい響きのコードと解説しましたが、これに「7th」が追加され、「四和音」に音が増えると、この明るい響きと悲しい響きが薄れ、その分オシャレな雰囲気が増します!
そこにさらにテンションが追加されれば、さらにオシャレ感は強くなります。
では、なぜ「7th」を追加すると明るい響き、悲しい響きが薄れてしまうのか。
例えば、「Ami7」というコードの場合、ルート音である「A」の音以外を鳴らすと、「C」というコードになります。
つまり、「Ami7」の中に、明るい響きである「C」のコードが隠されているため、悲しい響きが薄れてしまうのです。
同じ様に、「CMA7」というコードの場合、ルート音である「C」の音以外を鳴らすと、「Emi」というコードになります。
「CMA7」というコードの中に、「Emi」という悲しい響きのコードが隠されているため、明るさが薄れてしまうのです。
まとめ
このように、「三和音」と「四和音」それぞれの特徴を知っていれば、ここでは悲しい雰囲気をより出したいからマイナートライアドにしよう!というように、場面場面で「三和音」と「四和音」を使い分けることも確信をもってすることができますね!
「三和音」と「四和音」それぞれの特徴が分かっていないと、作曲したりする時にどうしても「三和音」だけの曲になったり、「四和音」だけの曲になったり一辺倒になりがちになります!
それだけ、コードの特徴を知ることは重要なのです!是非是非、作曲やコードアレンジの際、参考にしてみて下さい!