弦交換の際、弦は適切な巻き数になっていますか?
一部特殊なギター以外は、通常、ペグ(マシンヘッド)を使用し、弦を取り付けることになります。
ペグポストに弦を巻き付けていくことになるわけですが、巻き数は意識して巻いているでしょうか?
適切な巻き数で、正しく巻かなければ、チューニングは不安定になってしまいます。
弦の適切な巻き数とは?
ギターのタイプによって、適切な巻き数は変わります。
①クルーソンタイプ、ロトマチックタイプの適切な巻き数
一般的なギターに使用されるペグの種類は、クルーソンタイプとロトマチックタイプがほとんどの割合を締めるのですが、これらはペグポストに上から下に向かって弦を巻いていきます。
そして、その適切な巻き数は、
- ワウンド弦(4~6弦)は約2周半
- プレーン弦(1~3弦)は約3周
大体これくらいが目安となります。
ワウンド弦の巻き方
ワウンド弦を巻く時は、弦をペグポストの穴に通して弦を引っ張り、真っすぐにした後、約1フレット分(ナットから1フレット)弦をブリッジ側へ戻し、弦を巻き付けていきます。
そうすると、ペグポストにちょうど2周半くらい弦を巻きつけることができます。
プレーン弦の巻き方
プレーン弦を巻く時は、弦をペグポストの穴に通して弦を引っ張り、真っすぐにした後、約1フレット半(ナットから1フレット半)だけ弦をブリッジ側へ戻し、弦を巻き付けていきます。
そうすると、ペグポストにちょうど3周くらい弦を巻きつけることができます。
②ロックタイプの適切な巻き数
ロックタイプのペグは1周以上巻き付けないのが基本です。
ロックタイプのペグは、弦をペグポストに巻きつける必要が無く、それがチューニングを安定させる大きな利点ですので、必要以上に弦を巻きつける必要が無いのです!
ですので、必要以上に巻き付けてしまうと、逆にチューニングは安定しなくなってしまいます。
ギターに合った巻き数で弦を取り付けよう!
一部例外的なギターを除いて、ギターのペグはクルーソンタイプ、ロトマチックタイプ、ロックタイプの3種類に分けられます。
自分のギターがどのタイプなのか把握し、弦を取り付ける際は適切な巻き数で取り付けましょう!
ただ闇雲に弦を巻き付けていては、すぐにチューニングが狂う原因になります!
是非是非、参考にしてみて下さい~!