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ギター材「マホガニー」の特徴とは?ホンジュラス産とフィリピン産はどう違う?

2018年6月15日

マホガニーってどんな木材?

ギター材「マホガニー」とは?

ギターやベースのボディやネックで使用される「マホガニー」

ギター材としてポピュラーな木材ですが、このマホガニーはどのような木材なのでしょうか?

 

マホガニーの種類

マホガニーにはいくつかの種類があります。

  • ホンジュラス・マホガニー
  • アフリカン・マホガニー
  • フィリピン・マホガニー

などなど。

中米~南米北部、東南アジア、中央アフリカなどが主な産地です。

マホガニーは独特な赤褐色で、乾燥しやすく、重さも木材の中ではくらいの加工しやすい材です。

 

ホンジュラス・マホガニーとフィリピン・マホガニーの違い

いくつかの種類があるマホガニーですが、ギター用の木材としては、中南米原産のホンジュラス・マホガニーが一番優れていると言われています。

最も安定した品質で、良質と言われています。

対して、フィリピンマホガニー安価で品質にややバラツキが多いと言われています。

一般的には、高価なギターにホンジュラス・マホガニーが、安価なギターにはフィリピンマホガニーがよく使用される傾向にあります。

 

マホガニーの音の特徴

マホガニーの一番の特徴はやはり豊かな中低音でしょう。この中低音が、温かな甘いトーンを生みます。

その分、高音域は弱いので、エッジが効いた音というよりは、角の立っていない丸い音という感じです。

以上の理由から、ストラトキャスターやテレキャスターなどのシングルコイルピックアップを使用したギターよりは、ハムバッカーピックアップのようなパワーのあるピックアップのほうがよりマッチする木材です。

ギブソンレスポールSGにはマホガニーが使用されますが、レスポールやSGの温かみのある甘いトーンはこのマホガニーが生み出していると言っても過言ではありません。

SG薄いボディ軽量なギターですが、それでも十分な中低域を得ることができます。

 

ちなみに、レスポールのマホガニーのボディのトップによくメイプル材が使用されるのは、マホガニーの高音域が弱いという弱点を補うためで、とてもバランスの良い音を得ることができるのです!

一度、ボディトップにメイプル材が使われているギターと、使われていないギターを弾き比べるとおもしろいかと思います!

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