ギター講座

ギターの弦高が高めと低めのときのメリット・デメリットとは?

2018年4月11日

弦高が高いときと低いときのメリット・デメリット

弦高を高くするか、低くするかで、ギターには様々なメリット、そしてデメリットが生まれます。

弦高の高さによって、音やプレイアビリティに様々な影響が出ます。

自分が何を求め、弦高を調整するのか明確にし、どれくらいの高さが適切かしっかりと考え弦高の調整を行って行きましょう!

 

弦高調整の前にやるべきこと!

まずは、弦高を調整する前にやるべきことがあります。ネックの状態をチェックすることです!

ネックが真っ直ぐな状態であるかを確認してから弦高を調整しましょう!

 

ネックが反っていると、弦高に以下のような影響を与えます。

  • ネックが順反りしていると、弦高が高くなる。
  • ネックが逆反りしていると、弦高が低くなる。

また、ネックが反ったまま弦高を調整すると、弦がビビりやすいですし、プレイアビリティも悪くなります。

それに、弦高を調整してからネックを調整すると、また弦高が変わってしまうので2度手間になってしまいます!

必ず、ネックの状態を確認してから弦高は調整しましょう!

 

ネックの状態確認&調整方法!

  1. 弦の1フレットと最終フレットを押さえる。
  2. 1フレットと最終フレットを押さえた状態で、8~12フレットあたりがどれくらい浮いているか確認する。

この状態で、

  • 弦とフレットに隙間が出来ていたら順反り
  • 完全に弦がフレットにくっついていたら逆反り

となります。

弦とフレットの隙間がほんの少し浮いた状態(約0.5mmくらい)がベストなので、その状態に近づけるようにトラスロッドを回し、ネックの反りを調整します。

  • 順反りだったらトラスロッドを締める(右回り)
  • 逆反りだったらトラスロッドを緩める(左回り)

自分のギターのネックの状態に応じて、トラスロッドを調整しましょう!

 

弦高調整のメリット・デメリット!

弦高を調整することで、様々なメリット・デメリットが生まれます。

 

高めの弦高

メリット

  • サスティンが伸びる。
  • 張りのある音になる。
  • ビビりにくい。

デメリット

  • 弦のテンションが強くなる。
  • 指板が押さえにくい。
  • ネックへの負荷が大きい。

 

低めの弦高

メリット

  • 弦のテンションが弱くなる。
  • 指板が押さえやすい。
  • ネックへの負荷が小さい。

デメリット

  • サスティンが伸びにくい。
  • ビビりやすい
  • 張りの無い音になる。

 

自分がどのメリットに比重を置くかが重要!

弦高の高めと低めのメリット・デメリットを書きましたが、この中で、自分がどのメリットに比重を置くかが重要です!

弦高は大まかに言うと、

  • よりも弾きやすさを重視するなら弦高を低くする。
  • 弾きやすさよりもを重視するなら弦高を高くする。

こんな感じだと思います!

自分に合った弦高の高さを見つけましょう!

こちらの記事もよく読まれています

-ギター講座