ギター材「アッシュ」は2種類ある!
ギターのボディ材として「アッシュ」はとてもポピュラーな木材ですね!
多くのメーカーのギターやベースに使用されています。
そんなボディ材「アッシュ」は実は2種類存在します!
ホワイト・アッシュとスワンプ・アッシュ
アッシュにはホワイト・アッシュとスワンプ・アッシュの2種類が存在します。
この2種類のアッシュは、基本的に同じ種類の木材ですが、環境の違う場所で育つことでそれぞれ違いが出てくるのです。
ホワイト・アッシュ
基本的に「アッシュ」だけの表記の場合、「ホワイト・アッシュ」のことを指します。
木の色は白く、ハッキリした年輪が特徴です。
質量は木材の中では重めで、安定感があり、強度にも優れた木材です。
ホワイト・アッシュの音は、低域から高域までバランスが良く、音の立ち上がりが良いのが特徴です。
音の輪郭がはっきりしていて、シングルコイルのギター、ハムバッカーのギターのどちらにもよく使用される木材です。
スワンプ・アッシュ
スワンプ・アッシュは、別名「ライト・アッシュ」とも呼ばれ、その名の通りホワイト・アッシュよりも重量がかなり軽いのが特徴です。
環境の違いで重量に大きな差が出るんですね!
乾燥しやすく、柔らかいので加工性も高い木材です。
音は、ホワイト・アッシュに比べると、やや低域が弱いです。しかし、その分高域がよく出るので、シングルコイルピックアップを搭載したギターによくマッチします。
エッジの効いたサウンドで、とても高域がよく抜けるビンテージ系のストラトキャスターのカラッとした乾いた音とこのスワンプアッシュはとても相性が良いです。
まとめ
ホワイト・アッシュとスワンプアッシュの違いはなんとなくお分かりいただけたでしょうか?
同じ種類の木ですが、違いは育った環境です。
環境の違いで、重量などに大きく違いが出るため、それが音にも大きく影響してくるんですね!
ホワイト・アッシュとスワンプ・アッシュの違いとそれぞれの特徴を頭に入れておけば、ギター選びも楽しくなると思います!