2度ギター初心者を経験しているわたくしの意見!
わたくしは8年右利きのギターをやってきて、そこからレフティに転向しまして、言わば初心者を2度経験した立場から語ることが出来る数少ない人種です!笑
初心者がどうすればギターが上手くなれるかは普通の人より分かっている自負があります。
わたくしは怒っています!笑
ギターの初心者講座なんかで、フィンガリングで何でもかんでも脱力だの、力を抜いてだの、力まないでだの、そういうのを見るたびに、わたくしは腹立たしい気持ちになります!笑
なぜなら、それは間違っているから!断言します!
既に指を速く動かす筋肉が発達している人間は、脱力してフィンガリングできる。
はじめに言ってしまいますが、脱力して速弾きがスラスラ弾ける人間は、既に指を速く動かす筋肉が発達しているから脱力して弾けるわけです。
上手くギターが弾ける人に限って、脱力しろ!と言う傾向があると思います。ですが、それは既に指を速く動かす筋肉が発達している人間にしか通用しない理論です。ギター初心者時代の気持ちを完全に忘れているのでしょう。
指を動かす筋力の重要性
フィンガリングは筋肉じゃなくて神経だ!と偉そうに言う方々がいらっしゃいますが、筋肉も間違いなく重要です。
指はどうやって動くか。それは脳からの命令が運動神経から筋肉に伝わることで指は動きます。小学生か中学生の理科の知識ですよね!
脳からの命令→運動神経→筋肉!
指を速く動かす筋肉が発達していなければ、いくら神経が発達してようが指は速く動きません。
脱力しないと腱鞘炎になるのでは?と思っている方がいるかもしれませんが、腱鞘炎の原因になるのは誤ったフォームです。
ピッキングに関しては脱力はかなり重要だと思いますが、フィンガリングに関しては正しいフォームとしっかり押弦することが重要なのです。
ピッキングとフィンガリングのフォームに関しても、また後日解説していきたいと思います。
脱力することのデメリット
脱力したフィンガリングは多くのデメリットがあります。
- 指を速く動かす筋力がつきにくい。
- しっかり押弦せずに音を鳴らしてしまう。
- 押弦の力にばらつきが出てしまう。
- 押弦の力が弱いので指板をタッチする感覚が弱く、リズム良くフィンガリングができない。
筋肉はある程度負荷がかからないとつきません。ですので、脱力していると上達が遅くなってしまいます。筋肉を付けたいなら、ある程度弦をしっかりと押さえる力が必要です。
フィンガリングで意識すること
- 脱力することは考えず、1音1音しっかりと押弦する。
- 正しいフォームでフィンガリングする。
- 指は寝かせず、立てて押弦する。
- 押弦時の指の振りを大きくし、指板を叩くように押弦する意識をする。
指を立てて押さえると、指が曲がることで指の筋肉がより働き、指板に力が伝わりやすくなります。
フォームについても追々記事にしたいと思いますが、今まで出会った腱鞘炎のギタリストの傾向から言いますと、クラシックフォームだと腱鞘炎のリスクが高まります。ロックフォームの方が間違いなく指や手首などにかかる負担が少ないです。
あとは、押弦時に、振りを小さく、無駄な動きを無くすのがセオリーだと言われていますが、それを早いうちから意識すると上達の妨げになります。筋肉がついた結果、無駄な動きをなくしたフィンガリングができるからです。
フィンガリングの筋肉をつけるのに指の振りを大きくして押弦することはとても有効です。振りを大きくすることで、よりしっかり押弦することができ、リズム良く押弦することができます。
まとめ
初心者に脱力しろと言うのは、ガリガリの人間にベンチプレスで120kg上げろと言っているようなものです。笑
指の筋力をつけなければ脱力して上手く弾くことはできないのです。
まだ指が思うように動かないなと思っている方は、脱力することは考えず、1音1音しっかりと押弦することを意識しましょう!
筋肉がついて指が自分の思うように動くようになったら、弦を強く押さえるというよりは、指板を叩くイメージで押弦出来るようになると思います!そこで、初めてフィンガリングにおける脱力を意識できるはずです!
速弾きが上手い人は大体、常にハンマリングで音を鳴らしているようなフィンガリングをしています。それが指板を叩くようなフィンガリングです!そこを目指して頑張りましょう!