テレキャスが欲しいけど、なかなか買う踏ん切りがつかない・・・そんな時は!
テレキャス欲しいけど、買うのはちょっとなぁ・・・けど、あんまり使ってないストラト一本あるんだけど・・・そんな状況下に陥った方、極稀にいらっしゃるかと思います!笑
わたくしもその1人です。笑
そんな時は、ストラトをテレキャス風に改造しちゃいましょう!笑
そもそも、ストラトとテレキャスの違いって?
そもそも、ストラトとテレキャスは何が違うのでしょうか?
違いを上げるときりがないので、音に影響を与えそうな違いをまとめてみました!
①ブリッジの違い
ストラトキャスターには、シンクロナイズドトレモロユニットが採用されており、テレキャスターにはボディに直接取り付ける専用のブリッジが採用されています。
- ストラトキャスターのシンクロナイズドトレモロをフローティング状態にしていると、ブリッジは常に浮いた状態で固定されない。
- テレキャスターのブリッジはボディに固定されている。
この違いが、音に影響を与えます。
テレキャスターは、ボディに直接ブリッジが搭載されているため、テレキャス特有のエッジの効いたサウンドを作ることができます。
②ピックアップのマウント方式の違い
ストラトもテレキャスも、ピックアップはシングルコイルが使用されています。
同じシングルコイルのPUが使われていますが、ピックアップの取り付け方が大きく異なります。
- ストラトキャスターはピックガードにピックアップがマウントされている(吊り下げ式)。
- テレキャスターはボディにピックアップが直付け(ダイレクトマウント)されている。
このピックアップの取り付け方法の違いも、サウンドに影響してきます。
③ポットの抵抗の違い
ストラトとテレキャスでは、使用されているポットの抵抗が違います。
- ストラトキャスターは250kΩ
- テレキャスターは1MΩ
テレキャスの方が、抵抗の高いポットが使用されています。
ポットは、抵抗が高いほど高域が良く出ます。
しかし最近では、テレキャスにも250kΩや、500kΩの抵抗が付いているものが多く存在しているようです(汗)
④ハイパスコンデンサーの有無
- ストラトキャスターは、基本的にハイパスコンデンサーが付いていない。
- テレキャスターは基本的にハイパスコンデンサーが付いている。
テレキャスターは、ハイパスコンデンサーがついていることによって、高域が良く出ます。
ハイパスコンデンサーを付けることで、ボリュームを絞った時に通常だと同時に失われる高域を残したまま音量を下げることが出来ます。
しかし、実際にはボリュームMAXの状態でも、高域は少しアースに流れていっています。ハイパスコンデンサーを付ければボリュームMAXの時も高域を失うこと無く音を出すことができます。
以上を踏まえて、ストラトをテレキャス風に!
以上4つの違いを解説しましたが、ストラトの改造でどうにかできそうなものは3つ!!
- ブリッジをベタ付けにする。
- ポットを1MΩに交換する。
- ハイパスコンデンサーを取り付ける。
以上3つの改造を施すことで、ストラトをテレキャスに近づけることができます!
ブリッジをベタ付けにする。
ストラトのバックプレートを外し、トレモロスプリングを5本取り付けましょう!
基本的にトレモロスプリングは3本の場合が多いのですが、5本取り付けることによって、ブリッジをボディに引き寄せる力が増し、テレキャスのようにブリッジが直接ボディに取り付けられている状態に近づけることができます。
必要に応じて、トレモロスプリングの調節ネジで引き寄せる力を調節しましょう。
ポットを1MΩに交換する。
ボリューム、トーン全てのポットを1MΩに交換しましょう!
1MΩがなければ、500kΩでも割りと高域が良く出るようになります!
ハイパスコンデンサーを取り付ける。
ボリュームポットにハイパスコンデンサーを取り付けます。
ボリュームポットの手前右の端子が折れ曲がって半田付けしてあると思います。それ以外の2つの端子にまたがるようにハイパスコンデンサーを半田付けしましょう!
※上記画像はレフティ用のポットなので手前側左が折れ曲がってます。
以上でテレキャス風ストラトの完成!!
以上3つの改造によって、テレキャス風ストラトを作ることができます!
うちのこの子もテレキャス風ストラトちゃんです!笑
この子はハイパスコンデンサーを取り付けただけですが!笑
それでも信じられないくらいジャキジャキな音が出ます!笑
ピックアップはFender Tex-Mexを付けています。Fender Tex-Mexのような歯切れの良い高域が出るピックアップだと、さらにテレキャス感が出ます!
よりテレキャス感を出したい場合は、ピックアップの交換も考慮すると良いでしょう!
ではでは、良かったら是非是非試してみて下さい!