ギター、ベースの指板材「パーフェロー」とは?
どうも、音楽理論.com管理人のマユシマでございます。
今回のテーマはギター、ベースの指板材として最近注目されてきている「パーフェロー」です。
FenderのStevie Ray Vaughnモデルに使用されている指板材として有名です。
2017年にワシントン条約でローズウッドが規制の対象に追加されたことで、今後Fenderギターに積極的に採用されると言われております。
「パーフェロー」の特徴は?
パーフェローの主な産地は中南米です。
その中でも、ブラジル東南部のものが代表的です。
パーフェローはもともとエボニーの供給量が少なくなった時期に、エボニーの代用材として使用されていました。
エボニーの代用材として使われていただけあって、木材としての性質もエボニーに近いものがあります。
木材の密度、剛性、強度など、エボニーの性質によく似ています。
見た目の褐色の縞模様も特徴の1つです。
「パーフェロー」の使用箇所は?
パーフェローは主にギター、ベースの指板材に使用され、稀に1ピースのネック材としても使用されます。
最近ではFenderのギターの指板材としてパーフェローが使用されているギターが増えてきています。
特に、フェンダーメキシコのギターでパーフェローがよく使用されているようです。
「パーフェロー」の音の特徴は?
パーフェローはエボニーに似た性質があると先述しましたが、音質特性もエボニーに似た性質があります。
エボニーのように、アタック感とサスティンに優れた特徴を持っております。
ローズウッドと比べると、硬く、明るい音質となります。
どちらかと言うと、ローズウッドよりはメイプル指板の音質特性に近いイメージです。
まとめ
現在、指板材としてはローズウッド、メイプル、エボニーが主な木材ですが、これからはもしかするとパーフェロー指板がもっと広まってくるかもしれませんね!
見た目の褐色の縞模様もとてもかっこいいですよね!
これから注目の木材ですね!