ギタースケール理論 第1章

ギターソロのアプローチ方法

2021年1月1日

ギターソロのアプローチ方法

アドリブでギターソロを弾くときの心構え

よく文章を構築する上で「起承転結」を意識しなければならないと言われていますが、これはアドリブでギターソロを演奏する際にも重要です。

ギターソロはギターを通してリスナーに語りかける物語とも言えます。

ストーリー性のない物語を聞かされても聴いている人はつまらないですよね。

物語のテーマを決め、どのような紆余曲折を経てどのような結論に達するかをイメージして演奏すると、ストーリー性のある良いギターソロが演奏できます。

 

ギターの演奏表現要素

ストーリー性のあるギターソロを演奏するために、ギターの演奏表現要素を知って置かなければいけません。

  • 演奏スピード
  • メロディーの複雑さ
  • 音量(ダイナミクス)

この3要素を変化させながら演奏することで、ギターソロにストーリー性を持たせることができます。

 

ギターソロのアプローチ方法の例

ギターのアドリブソロを演奏する際のアプローチ方法は色々あります。

アプローチ方法の例を下記にご紹介します。

  • 低強度で開始し、最後にピークに達する。
  • 低強度で開始し、最後の手前でピークに達し、最後落ち着く。

最も基本的なアプローチ方法はこの2つでしょう。

 

ギターでアドリブソロを構築する5つのポイント

では、具体的にギターでどのようにアドリブソロを構築していくと良いのでしょうか。

ギターでアドリブソロを構築する基本要素というのが5つありますので、これらを意識して演奏してみましょう。

  1. 指板のローポジションからハイポジションへ。
  2. ゆっくりなスピードから、速いスピードへ。
  3. シンプルなモチーフから、複雑なモチーフへ。
  4. 小さな音から大きな音へ(クレッシェンド)。
  5. 少ない音数から多い音数へ。

これらの要素から2つ以上意識することで、形のあるギターソロを演奏することができます。

 

ただ闇雲にギターでアドリブソロを演奏しても形にするのは難しいので、このようなフォーマットを意識するだけでもある程度形になったアドリブソロを演奏することができます。

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