アノダイズドピックガードとは?
アノダイズドピックガードはアルミに特殊な加工を施した素材で作られたピックガードです。
独特な色と質感がなんともカッコイイですね!
アノダイズドピックガードのメリット・デメリット
一般的に言われているアノダイズドピックガードのメリットとデメリットは、
メリット
- 見た目がカッコイイ。
- ノイズが減る。
デメリット
- ハイ落ちする。
- 音質が変化する。
大体こんな感じでよく言われています。
では、実際にはどうなのでしょうか?
所有しているストラトキャスターにアノダイズドピックガードを付けて検証してみましたので、自分なりの見解を書いてみます!
ノイズは減るのか?
一般的には、アノダイズドピックガードにするとノイズが減ると言われています。
それは、アノダイズドピックガードには導電性があり、外から受ける電磁波をブロックしてくれるためです。
よく、ノイズ対策でピックガードの裏にアルミシートを貼りますが、それと同じ効果です!
アノダイズドピックガード自体がアルミでできていますので、アルミシートと同じ効果があるのです。
アノダイズドピックガード+導電性塗料+ボディアースでノイズは劇的に減る。
しかし実際には、ただ取り付けるだけではノイズが劇的に減ることはありません。
ある条件下で、アノダイズドピックガードを使用すればノイズを劇的に減らすことができます。
それは、
- アノダイズドピックガードが取り付けられている。
- キャビティ内に導電性塗料が塗られている。
- ボディアースが取り付けられている。
以上3つの条件を満たしたギターの場合、ノイズを劇的に減らすことができます。
※導電性塗料についてはこちらの記事を参照して下さい↓
ノイズが減らないからアノダイズドピックガードの裏にアルミシートを貼っているという方がたまにいますが、それは無意味なのでやめましょう!
ハイ落ちはするのか?
こちらも、ノイズと同じ様に、ただ取り付けるだけではハイ落ちはほとんどせず、音質に与える影響も少ないです。
導電性塗料が塗られていて、ボディアースが取り付けられているギターにアノダイズドピックガードを取り付けると、ハイ落ちします!
しかし、導電性塗料によるハイ落ちもハイパスコンデンサーで対策できますので、それも上記のストラトをハイ落ちさせずに導電塗料でノイズ対策する方法!を参照して下さい。
まとめ
導電性塗料が塗られていてボディアースが取り付けられている場合と、そうでない場合とで、アノダイズドピックガードを取り付けた時の音質は大きく違ってきます。
- ノイズを劇的に減らしたい時は、導電性塗料でノイズ対策を施してアノダイズドピックガードを取り付ける。
- 音質の変化を最小限に留めたい場合は、導電性塗料を塗らずにアノダイズドピックガードを取り付ける。
- 既に導電性塗料が塗られている場合で、ハイ落ちを対策したい場合は、ハイパスコンデンサーを取り付ける。
このような感じで、用途に合わせてアノダイズドピックガードを取り付けると良いでしょう!
是非是非、参考にしてみて下さい!