ギター材「シカモア」とは?
こんにちは、音楽理論.com管理人のマユシマでございます。
今回のテーマはギター材「シカモア」という木材でございます。
シカモアはあまり聞き馴染みの無い木材ですが、ギターやベースの木材として使用されています。
「シカモア」の特徴
シカモアは 別名:ホワイトシカモアと呼ばれ、クリーミーな白い色の木材です。
細かい木目で、見た目はソフトメイプルによく似ていて、ソフトメイプルと同じようにフレイムメイプルやキルテッドメイプルのような綺麗な模様が出る木材でもあります。
しかし、ソフトメイプルに比べ、白くて柔らかく、加工しやすいのが特徴です。
「シカモア」の使用箇所
シカモアは、キルテッドメイプルやフレイムメイプルに似た杢が出るため、ギターやベースのボディのラミネート材としてよく使用されています。
キルテッドメイプルやフレイムメイプルのような模様が出るソフトメイプルよりも価格が安いため、ソフトメイプルの代用材として使用されることが多いです。
ラミネート材という用途以外にも、フルアコのサイド材、バック材としても使用されています。
「シカモア」の音の特徴
これまでに説明したように、シカモアはソフトメイプルに似た木材ですが、ソフトメイプルよりも柔らかいため、音質の特性はソフトメイプルとはまた違ったテイストです。
アタックや低音が物足りないのですが、セミアコやフルアコにはマッチして、よく使用されます。
まとめ
シカモアはどちらかというと、一般的なエレキギターのネックにはあまり使用されることは無く、ボディにはたまに使用されることがあります。
ですが、よく使用されるのはやはりラミネート材としてで、違う木材と組み合わせてラミネートされることが多いです。
フレイムやキルトの模様が魅力的な木材ですので、どちらかというとそういう用途での使用が多くなるんですね!
シカモアのギターやベースのご購入を考えている方、良かったら参考にしてみてくださいませ。