ピックアップを交換しても必ずしも理想の音になるとは限らない。
どうも、音楽理論.com管理人のマユシマでございます。
今回はピックアップ交換について解説します。
ピックアップ交換は、理想の音に近づけるための1つの手段ですね。
ですが、ピックアップ交換は実際に交換してみないとどんな音が出るかは分からないので、ピックアップを交換しても確実に自分の理想の音に近づくとは限りません。
安易なピックアップの交換によって、交換前よりも自分の好みの音からかけ離れる可能性も十分にあります。
ピックアップは一度交換してしまうと、元のピックアップに戻したくても半田付けなどの手間が掛かってしまい、かなりの労力が必要になります。
もしピックアップのコイルが断線してしまうと、取り返しがつかなくなってしまいます。
リペアショップに頼むにしても、またお金と時間も掛かってしまいます。
そういう失敗を避けるため、ピックアップ交換の前に必ず確認してほしいことがあります。
ピックアップを交換する前にやらなければいけないこと!
PU交換をする前に、アンプやエフェクター、イコライザーのセッティングを変えて理想のサウンドに近づけることができるか必ず確認しましょう。
例えば、もっと太い音を出したいからシングルコイルのピックアップをシングルサイズのハムバッカーに変えたいという場合、わざわざPU交換をしなくてもアンプやエフェクター、イコライザーの設定次第でシングルコイルのピックアップでも太い音は出すことができます。
シングルコイルのピックアップは、一般的に立ち上がりが速くてエッジの効いた高音域が特徴的ですが、アンプやエフェクターのイコライザーを下記のように設定すればある程度太い音を出すことができます。
- イコライザーの高音域を抑える。
- イコライザーの中音域を上げる。
このように、PU交換をしなくても理想のサウンドに近づく場合もありますので、まずはPU交換前にアンプやエフェクターのイコライザーで試行錯誤してみましょう!
まとめ
ピックアップの交換は、1度交換してしまうとなかなか元に戻すのが大変なので、リスクが大きい作業になります。
ピックアップの交換をやる前に、アンプやエフェクター、イコライザーのセッティングなど色々試してみて、それでも理想に近づけられなかったら考慮してみると良いでしょう。