ギター講座

【ギター材】ハードメイプルとソフトメイプルってどう違うの?

2020年3月15日

ハードメイプルとソフトメイプルの違い!

メイプルは大きく2種類存在する!

どうも、音楽理論.com管理人のマユシマと申します。

今回はギター材の「メイプル」という木材について解説していきたいと思います。

メイプルといえば、よくギターやベースのネックに使用されていますよね!

この「メイプル」ですが、大きく分けて2種類あるって皆さんご存知でしたでしょうか?

では、早速この2種類の「メイプル」について解説していきます。

 

①ハードメイプル

まず、1つ目は「ハードメイプル」です。

別名、「ホワイトメイプル」「ロックメイプル」「ハードロックメイプル」などと呼ばれたりします。

原産地は主にカナダアメリカ東部などです。

 

ハードメイプルってどんな木材?

ハードメイプルは密度が高く、重量が重い木材ですが、その分強度耐久力がとても優れていて弾力性があるため、ギターやベースのネックに最適な木材なのです。

レスポールなどのボディのトップ材としてもよく使用されている木材です。セミアコフルアコトップ、サイド、バック材としても使用されています。

ボディ材としても稀に使用されますが、重量が重いため、中を空洞にして使われる場合もあるそうです。

 

ハードメイプルの音の特徴

ハードメイプルはとても硬い材質なので、サスティンが良く伸び、アタック感のある輪郭がはっきりした音が特徴です。

レスポールなどのトップ材に使われるのは、その特徴がレスポールのボディ材であるマホガニー分厚い中音域ととても相性が良いためです。

 

②ソフトメイプル

2つ目は「ソフトメイプル」です。

別名、「レッドメイプル」「シルバーメイプル」、「ビッグリーフメイプル」などと呼ばれたりします。

原産地はこちらも主にカナダアメリカ東部などです。

 

ソフトメイプルってどんな木材?

ソフトメイプルもハードメイプルと同様に、密度が高く、キメが細かい木材なのですが、ハードメイプルと比べると重量が軽く柔らかいという特徴を持っています。

そのため、強度耐久力があまり優れておりませんが、キルテッドメイプルフレイムメイプルのような美しくて綺麗な木目がよく現れます。

以前はボディ材やネック材に使用されたこともあったようですが、価格の高騰もあり、現在は主にボディ材のラミネートでよく使用されています。

 

ソフトメイプルの音の特徴

ハードメイプルと比べると、サスティンおよびアタック感が弱く、ネック材にはあまり向きませんが、ボディ材としては素直な音質で、芯のあるバスウッドのような音です。

ですが、最近ではほぼラミネート材としての用途が殆どです。

 

まとめ

今回、ハードメイプルソフトメイプルの違いを解説していきましたが、簡単にまとめますと、

  • ハードメイプル:主にネック材
  • ソフトメイプル:主にラミネート材

として使用されているということです。

稀に安いギターで、綺麗な杢目のネックのものがありますが、もしかするとソフトメイプルで希少なものかもしれませんね(^o^)

ではでは~!

こちらの記事もよく読まれています

-ギター講座